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2013年11月15日 (金) | Edit |
平成19年7月30日の田圃

 初めて千葉市若葉区原町の谷津田を見に行ったのは数日前で、この日は田圃に生えた草を刈り取ろうと道具を揃えてやって来たのである。写真はその時に撮ったものだ。1面田圃と2面田圃の間の畦はかろうじて分かるものの、それ以外は田圃の形状も畦の位置も分からない程田の草が生い茂っていた。この時に田圃に育っていた稲は前年の平成18年に刈り取った稲株が越冬して春先に芽を出した三番穂だった。稲苗を移植した草丈よりも高く育ち、穂長も長く籾が沢山できるのが年を越して育ったヒコバエ特徴だ。
 千葉県香取市で冬季湛水不耕起農法の稲作講習会を受講していた時に耕作放棄地となり掛けた田圃を貸し出すとの話があり、見に行ったところ既に穂が出る寸前まで育った稲が全面に生えている光景に驚き、その後の推移に心を動かされて即決で借り受けて耕作することにした。
 初めは稲作の講習会と言っても種蒔きと田植え位しか習っていないど素人ゆえ、田の草取りさえままならない。今にして思えば、田圃用の長くつもゴム手袋も無ければクワもマンノウもカマも無い所からの無謀と言える出発だった。農工具が何処に売っているのかさえ知らなかったのだから、ただただ、好奇心と自然環境に誘われる様にして稲作の道を歩き出したように思う。
 日本の農業に限らず第一次産業が抱えている問題にグローバルな競争力と後継者問題があるけれど、稲作の減反に伴う耕作放棄などはその最たる一例で、借り受けた谷津田はこの問題の象徴といえるのだ。地主の息子さんはこの先お米作りをすることにはならないと思う。私が田圃を借りた時には既に両側の田圃は埋め立てられて草地と化していたし、その後に2件の農家さんが耕作を放棄された。先日はこの地で有力な農家さんが、立ち話で、自分も年で作業が疲れるからあんた代わりにやらないか、なんて冗談とも本気ともとれる話をされて、返答に困ってしまった。
 私から謂わせてもらえば、この谷津田はとても美味しいお米ができるから、止めるなんて非常にもったいない。(もしかしたら、ハザ掛け天日干しのお陰かもしれないが・・・)しかし、専業としては経済的に無理がある。お米がだぶついて、安い価格で食糧が購入できる現状では安全で高付加価値のお米だとしても買い手が着かない問題が立ちふさがる。悩ましい問題だ。お米には違いがあるんだよ!美味しいお米を食べて気づいてほしい。もっともっとお米を消費することが田圃を守り、環境を守り、子供達の健康を守り、日本国を守ることになるんだと!

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